内覧会
引渡しの1ヶ月ぐらい前に内覧会があります。

内覧会
内覧会はお披露目であり、我々にとっては始めて図面ではない本物の部屋を見る機会でもあります。
でも、同時に買主が図面どおりに作られているか不具合がないかチェックする機会でもあります。
買主がOKするまで、引渡しは行われません。
業者によっては引渡し後は対応が悪くなることがあるそうなので、しっかりチェックしておく必要があります。
内覧会で指摘したものは、引渡し前に補修あるいは改善され、再内覧会が行われます。
逆にいうと、内覧会から引渡しまで日にちがない物件は改修を想定していないことになるので要注意です。
納得いかなければ絶対に引渡しに応じてはいけません。
内容によっては、引渡し後になってしまうとしても必ず書面でもらうことをお勧めします。口約束はだめです。

内覧会については、某掲示板を見ているとものすごい例が報告されていて正直心配でした。
チェック内容もさることながら、一人で大丈夫かと思いました。
もちろん、一人じゃ怖いよ〜業者に言えないよ〜などという大丈夫かではなく、一人の目で大丈夫か?ということでした。
内覧会の時間も限られているでしょうし、一人では見切れないのではないかという不安でした。

事前にネットで用意した方がいいものやチェック項目などを調べておきました。
準備したものは、部屋の図面(セレクトやオプションで基本プランと違う場合は実際の部屋の設計図を先にもらっておく)、パンフレット類、印鑑(認印)、スリッパ、メジャー、懐中電灯、軍手、方位磁石、それに事前に作成したチェックリスト表のようなものなどです。
あと、デジカメ。指摘した箇所はすべて写真をとりました。もちろん、眺望や部屋の撮影をしておくためにも必要。
しかし、実際には図面やスリッパは用意してありました。

自分は、内覧会の3ヶ月前に家を建てた友人夫婦に一緒にきてもらいました。
最近マンションや家を建てた人が知り合いにいれば、同行してもらうといろいろ指摘してくれるかもしれません。
自分が内覧会で見つけたことやしばらく住んで不具合が出てきたことを知っているからです。
実際いろいろ見つけてくれましたし、女性の目が入ったこともよかったと思います。
もちろん、建築士や不動産関係の人がいれば是非お願いした方がいいと思います。

内覧会の日は、部屋ごとに開始時間が指定されており、その時間にマンションへ行きました。
受付をすると、指摘個所の記入の仕方などについて説明を受けました。時間は30分ぐらいでと言われました。
施工会社の人と一緒にエレベーターに乗って部屋へ向かいます。いよいよ自分の部屋との初対面です。
玄関で靴を脱ぎ、用意してくれてスリッパを履いて入っていきました。
まずはリビングへ。おー広い、明るくて感じもいいし、いいじゃーんと思いました。
ベランダへ出て眺望を確認。思ったよりも先まで見え、すぐ近くに高い建物もないため開放感がありました。

はしゃぐのはこれくらいにしてチェック開始です。
リビング、バルコニー、納戸をチェックしました。クロスもとてもきれいで、指摘個所は汚れぐらいでした。
ついてきた施工会社に人も感じがよく、指摘したこともそうですね、直しておきますと素直に応じてくれました。
なんだかんだといいのがれして、認めようとしない場合が多いと聞いていたので一安心です。
施工業者の人は、指摘した箇所に番号を記入してテープを張ってました。

次にキッチン、
棚は全部空けてチェックします。
同行してくれた友人夫婦は、ドア同士や壁にぶつかるところには、必ずストッパーがあると感心していました。
なるほど自分にはなかった視点でした。

トイレ、風呂などの水周り
キッチンも含めて、水はすべて蛇口をひねって出るか確認しました。

洋室2部屋と洋室側のバルコニーのチェックです。
リビングに比べて汚れが目立ったため、全体的にクリーニングするようにお願いしました。

窓を開けてチェックするうちに、リビングのドアが風で音を立てているのに気が付きました。
各ドアをチェックしてガタツキがあるようなのでそれもお願いしました。

お詫びと訂正にあったドア部分の見切りは、図面ではドアを閉めたときの床の部分は何もなかったのですが、そこに薄い板がついていました。なぜそうなったか質問したのですが答えは忘れちゃいました。
気になるようなことではなかったので、他の部分も含めてOKしました。

結局1時間半ぐらいチェックし、受付に戻って担当者とチェックを行いました。この人の対応はあまりよくなくて嫌な感じを受けました。
20箇所指摘したのですが、受付に置いてあったほかの人の用紙をチラッと見ると、10箇所も指摘してませんでした。
そんなものなんでしょうか?
自分も汚れなどがほとんどで致命的なものや大きいものはありませんでした(気付かなかっただけの可能性もありますが)。

再内覧会(指摘個所の再チェック)は2週間後と説明がありました。
また、今日は1日空けてますのでこの後も寸法を測るなどご自由にしてくださいと言われたので、皆で部屋に戻って写真をとったりぐうたらしたりしてました。昼ご飯を食べた後も寸法を測るなどしました。
実はこのときにも不具合を見つけたのですが、受付に言いに行くと、一人部屋に確認にきてくれその個所を説明して、指摘箇所に追加しました。
気が付いた事は遠慮せずにどんどん言わないとだめだと思います。

また、各オプションの会社がきていたので、カーテンを頼んでおいた業者さんと部屋に入ってカーテンの最終確認を行いました。
取り付けを引渡しの日にお願いしました。

マンションの周りには、各新聞の勧誘やオプション会のときとは関係ない業者が集まっています。
昼を食べに出たときには取り囲まれました。うざったいです。
自分はずっと購読している新聞があるので、その新聞の名を呼んで契約しました。
競争が激しいためかいつもより多くのサービスが受けられました。
ちなみに今でもその新聞を取ってますが、更新のたびに洗剤を6個ぐらい置いていくので、一人でそんなに使わないためたまっていく一方です。
ビール券の方がありがたいですね。

再内覧会
今回は一人で行きました。
行ってみると人があまりいなくて閑散としていました。
購入した方もほとんどいないようでみんな指摘していないのかなあと不思議に思いました。
内覧会のときと同じように、施工業者の人が一人ついてきて、指摘した箇所を1つ1つチェックしていきました。
きれいに直っており、よかったのですがどう見ても何もしていないところがありました。
施工業者の人は若い人(前回は年配の人)だったのですが、そのことを指摘しても、その他の事で質問しても明瞭な答えが返ってこず、何とかやり過ごそうという態度がありありでした。
また、前回指摘した箇所を把握して(業者から見れば引継ぎして)おらず、こちらが説明しなければなりませんでした。
前回好印象を持っていただけに、非常に残念でした。
どうも内覧会が充実したものになるかどうかは、施工会社の担当者によるところが多そうです。
ただし、自分も負けはしません。新たに気が付いたことを9箇所指摘しました。
1つは、風呂の換気扇が電源を切って終了するときに、ガガガと音を立てているというものでした。ファンに何かがあたっているようでした。
電気系統はすべて電源を入れてみた方がいいと思います。
再度内覧会は期間的に厳しいので引渡しまでに直すと約束してもらいました。
もちろん、そのことをチェック表に記入してもらいました。
一応、システムとして指摘した箇所が直っていた場合には、こちらが押印するようになっていて、直っていないと判断した場合は押す必要はありません。
押さなかった箇所も引渡し時に確認となりました。

内覧会同行業者
最近では、内覧会に同行してくれる業者があります。
ネットで検索するとたくさんあります。
マスコミでも取り上げられている、さくら事務所のサイトを見ると、ものすごいプロの視点と道具でチェックしてくれるようです。
また、チェック項目が載っていて、自分もこれを印刷して持って行きました。

頼むともちろん費用がかかりますが、これを安いと思うか高いと思うかは人それぞれだと思います。
マンションの代金に比べて、この値段でチェックしてもらえるなら安いともいえますし、
大きな買い物をしたのだから、1円でも節約したいという点では高いともいえます。

独身なので一人だけでチェックするのが不安な場合や業者にはっきり言えそうにない場合など非常いいと思います。
また、不動産屋の達人サービスというのもあって、契約前や契約時の立会いなど節目節目で対応してくれるものや契約前から入居までコンサルティングしてくれるサービスもあるようです。
また、いろんなメールマガジンを発行しているので、登録して読んでみてください。

いろいろとお勧めしていますが、自分は決してさくら事務所の回し者ではありません。



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