住宅ローンの繰上返済
住宅ローンを早く返済するには、月々の支払いとは別に繰上返済するのが一番です。

繰上返済とは
現在支払っているローンをいくら分かまとめて先に支払うことをいいます。
まとめて払った分は元金の返済にあてられるので、その分の利息を支払わなくてもよくなり、支払総額を減らすことができます。
繰上返済には、大きく分けて次の2つがあります。
(1)月々の返済額は今までどおりの額にし、返済額に応じて借入期間を短縮する
(2)借入期間は今までどおりの期間にし、月々の返済額を少なくする

ボーナス払いを月々の支払いのみに変更するだけでも総支払額は減ります。
ボーナス払いは、月々払うべき金額を半年先送りしているだけだからです。その分利息がついてしまいます。
この辺が、クレジットカードのボーナス一括払いとは違います。

住宅金融公庫の場合、ローンの一部を繰り上げて返済するときは 1ヶ月前までに、現在返済中の金融機関に申し込みます。
繰上返済日(入金日)は月々の返済日なので、タイミングを逃すと実質2ヶ月先になってしまいます。

繰り上げて返済できる額は100万円以上で、手数料がかかるのでちょこちょこ繰り上げるのは損する場合があります。
手数料は、(1)の場合は5,250円、(2) の場合は3,150円です。

単純計算では、100万円を3%の金利で35年返済にすると、利子は105万円となり、返済に倍かかることが分かります。
実際には11年目から金利は4%になるのでもっと返済額は多いです。
繰上げ返済したのとだいたい同じ額を節約できるといえます。

また、複数のローンを返済している場合は、金利の高いローン ⇒ 返済期間の長いローン ⇒ 元金の多いローンの順に繰上げ返済した方がいいです。

ただ、繰上げ返済がいくらいいといっても、すべての貯金を繰上返済にあてない方がいいです。
こういったご時世なので、会社を辞めることになるかもしれませんし、何かの事情でお金が必要になったときに、手持ちのお金がまったくなくて他の金融機関からお金を借りるようなことになっては、逆に損をすることになるからです。
生活費の半年分くらいは残しておいた方がいいです。

R銀行に電話で問い合わせる
会社を休んで手続きしなくてはいけないため、先に必要なものや疑問点を聞いておこうと住宅金融公庫の窓口銀行であるR銀行に問い合わせました。
HPに載っていた住宅ローンセンターに問い合わせたが、要領を得ない。
よくよく話してみると、ここは旧A銀行のほうで旧D銀行のローンのことは分からない。
D銀行については、営業時間もわからないという状態でした。
もちろん、旧A銀行はこっち、旧D銀行はどの番号という案内もありませんた。
合併した銀行にありがちですが、全く持って役たたず、表面だけの合併です。

R銀行の土曜窓口へ
家の最寄のR銀行は土曜日も開いていることが分かったので、行きました。
しかし、銀行は開いているが公庫とのオンラインがつながっていないため、繰上返済のシュミレーションはできませんでした。
それどころかどのようなローンを組んでいるかの参照もできないとの事です。
そこで、以前公庫から送られてきた返済の資料を見せて、シュミレーションをしてもらい後日郵送してもらうことにしました。
(1)ボーナス併用をやめる⇒月額いくらか
(2)月8万円くらいに⇒いくら繰上げが必要か 前後1万円でも算出
(3)300万円繰り上げると月額いくらか
の3種類です。

シュミレーションが届く
数日後、シュミレーション結果がR銀行より郵送で届きました。
それらの資料を見ながら、ボーナス払いを止める、300万円を繰り上げることにしました。
月の返済額が3万円増えて、9万円強になります。返済期間の短縮はしませんでした。

R銀行へ申込みに行く
住宅ローン控除の申請後、R銀行によって手続きをしました。
シュミレーション結果を送ってくれた担当のKさんと話をしました。

その場で下記の書類に記入しました。
(1)一部繰上返済依頼書
  繰上返済予定日、口座振替依頼、金額、充当方法、返済方法を記入、選択し、署名、銀行印を押します。
(2)償還方法等変更承認申請書
  ボーナス払いを止め、月々の支払いを増やすことを記入、実印を押します。
(3)念書
  (2)と同じような内容を記入します。実印を押し、収入印紙(200円)が必要なので郵便局に買いに行き、それを貼って手続き終了です。

その記入した書類は、複写用紙や定型のフォームではなく、何回も何回もコピーして、ずれて汚れた用紙で大丈夫かなと思うようなものでした。
念のため、記入したすべての用紙のコピーをもらいました。
繰り上げ返済分は、3/17の引き落としで、返済額も同時に増えます。それまでにR銀行の口座にお金を移しておかなければなりません。

R銀行から突然の書類送付
R銀行から突然書類送付の案内が届きました。繰上返済する1週間前です。
前回と同じ一部繰上返済依頼書と金銭消費貸借抵当権設定契約変更契約証書というものです。
金銭消費貸借抵当権設定契約変更契約証書は、形式こそ違いますが、前回記入した償還方法等変更承認申請書と念書と同じような内容でした。

すべての手続きは終わったという話だったので、びっくりです。
土曜日でしたので、R銀行に電話すると担当のKさんがいたので、急いで出向きました。
Kさんの言うことには、前回書いたのは繰上返済のみの書類で、今回のはボーナス払いを止めて月々の支払額を増やすための書類だというのです。
そして、繰上返済は3月から始まるが、支払額の変更はこれから手続きするので4月になるとも言います。
おかしな話です。前回すべて話をしそのための書類を記入し、すべて完了したと確認したのですから。
挙句の果てには、3月の繰上返済分と4月の支払額変更でそれぞれ手数料がかかると言い出したのです。

これで分かりました。
この人は手続きを間違えたか忘れたのでしょう!
だから改めて手続きが必要なように言っているのです。手数料もそれぞれかかるといっているのです。
ブチキレました。
冷静さを保ちながらもかなりきつい口調で話をしました。
前回、Kさんに何を言ったか、自分がどのような希望を出したか、どのような書類を書いたか。
コピーをもらっておいてよかったです。出なければもっと誤魔化そうとしたでしょうね。
結局土曜日で住宅金融公庫に確認できないので、月曜日に連絡するということになりました。

月曜日にKさんから連絡がありました。手数料は1回分5250円しかかからないとのことでした。
しかし、やはり繰上返済は3月、支払額の変更は4月からでした。

今から思い出しても腹の立つ話です。
細かいことですが、支払いが1ヶ月ずれた分、利息がつきます。
それよりも、ミスをした上にお客を欺こうとしたことに一番腹が立ちますね。
今年も繰上返済するつもりでいますが、先が思いやられます。

償還予定表
4月に入って、新しい償還予定表が届きました。
月々の支払いは9万円ちょっと、管理費、修繕積立金と合わせると月々11万円を超えます。





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